マティスの切り絵と挿絵の世界
によって 海野 弘
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ペーパーバック : 228ページ ページ
作者 : 海野 弘
出版社 : パイインターナショナル (2016/2/5)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4756247202
フォーマット : 単行本(ソフトカバー)
発行日 : 2016/2/5
平均的な顧客フィードバック : 4.5 5つ星のうち(2人の読者)
ファイル名 : マティスの切り絵と挿絵の世界.pdf (サーバー速度29.66 Mbps)
ファイルサイズ : 28.02 MB
作者 : 海野 弘
出版社 : パイインターナショナル (2016/2/5)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4756247202
フォーマット : 単行本(ソフトカバー)
発行日 : 2016/2/5
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マティスの切り絵と挿絵の世界は必要な元帳です。 この美しい本は海野 弘によって作成されました。 実際、この本には228ページページあります。 マティスの切り絵と挿絵の世界は、パイインターナショナル (2016/2/5)の作成によりリリースされました。 マティスの切り絵と挿絵の世界の簡単なステップでオンラインで表示できます。 ただし、ラップトップ用に保管したい場合は、ここで保存できます。
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海野 弘の本マティスの切り絵と挿絵の世界をダウンロード[EPUB]-電子ブックをダウンロード以下は、マティスの切り絵と挿絵の世界に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
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ガッシュで着色したカラフルな紙を切り抜いて並べた、アンリ・マティス最晩年のポスター用の下絵から選ばれた本書のカバー表紙は、シンプルで装飾性に溢れる色彩と線が見事な遊び心溢れる作品です。オールカラー掲載の本書『マティスの切り絵と挿絵の世界』は、全227頁に渡って彼の制作した晩年の13年間の作品群に着目した日本独自の企画による作品集です。マティス作品とそれに伴う解説のバランスが良いので、後期のマティス作品にアプローチしたい読者にとって最良の一冊となっています。先ずマティスとピカソの美術史的なポジションから簡潔で丁寧な説明から入ります。マティスの年表も掲載されているので彼の背景や画家として遅咲きだったことも一目瞭然でマティスの全体像を押さえているので、その画業を多面的に見ることができるはずです。プライベートの出来事は最低限の、作品に関係する話題に沿って登場してくる程度ですが、押さえるべき点は解説で紹介されているように思います。切り絵と挿絵の本書での比率は凡そ4対1で構成されています。第一章は切り絵の世界で、その発端となった彼の作品を順に紹介していき、ジャズの絵本、南太平洋の島々、コンポジションシリーズの装飾性、ヴァンス礼拝堂、千夜一夜物語、ブルーヌード、最晩年までを解説とともに辿っていきます。第二章は挿絵についてで雑誌『ヴェルヴ』やブックデザイン、グラフィックアート、デッサン、挿絵と紹介されていきます。これらのトピックとして間にバレエ、音楽、海、建築とステンドグラス、テキスタイル、ピカソ、ロシアやアメリカの蒐集家、画商と出版社、女性たちといったマティスの理解する上での重要なキーワード解説が入ります。また、2014年に復刊されて話題の写真集『決定的 瞬間』でマティスによる表紙だったアンリ・カルティエ=ブレッソンをはじめ、他にもエレーヌ・アダン、ロバート・キャパ、ブラッシャイの撮影した写真も収められています。その中には切り絵の際に大きめのハサミを手に制作するシーンや、マティスの持つ筆が釣竿のように長めのものを使う印象的なシーンが掲載されています。やはり彼の作品の醍醐味は、例えば人の躍動感のあるポーズを永遠に捉え封じ込める能力にあります。削ぎ落とされた、余計で無駄なものがない究極のフォルムが配色とそのデザイン性によって見事なまでに調和しています。モチーフは似たような、あるいは同一のものでありながらどれひとつとして同じものはなく、飽きもせず繰返します。とにかく豊かな発想力に圧倒されますが、まるで大人が子供がえりしたような無邪気な直感的な作品そのもののように映る、その実は素人の発想とは正反対の、周囲への開かれた意識や穏やかな思想から舞い降りてくる啓示にも似た閃きが作品全体を貫いています。掲載作品の中には、当時のジャポニズムの影響下から誕生したとされる、マティスの『波』はテキスタイルに抜群の相性の良さで、現在の読者からはマリメッコのマイヤ・イソラが1961年にデザインしたロッキという柄で親しまれているデザインの元祖のように映ります。一方で、江戸時代の拓版画や切子細工のような効果を生んでいる、モンテルランの『パシファエ ~ミノスの歌』への挿絵は彼の日本趣味が見事に昇華されているように感じられます。意外なところでは、ロンサール『愛の詞華集』の中に描いたポップな挿絵が、後のシェイラ・ビナウが手掛けたガーション・キングスレイのレコードのカバーデザインのように見えてきます。元々マティスは服装、家具、絨毯~セラミック用の下絵までも残していて、デザインの汎用性が極めて高いことの顕れでしょう。マティスは対立するもの、分裂するものの間の壁を取り払いたいと思った。切り絵は色と線の壁をなくそうとする。そして本というマイナーアートと油絵というハイアートの壁、モダンアートという前衛美術とアマチュアの一般の人々の目との間の壁を、切り絵によって、デッサンによって、そして装飾の様々なパターンによって取り払い、見る人のすべてを楽しませるような世界を見せたいと彼は願うのだ。(185頁より)何といっても本書をリードする、解説と監修で携わっている海野弘さんの文章の構成が素晴らしいです。一般的な美術書にありがちな専門的な窮屈さから解放されて、マティスを叙述するのに適した読みやすさなので、過去の同テーマの類書で解説まで頭に入りにくかった読者であっても本書ではご安心ください。勿論、内容が薄っぺらい訳ではなく、ルネ・ペルシュロンとクリスチャン・ブローダーの著作に登場するという建築に纏わるエピソード等も適宜盛り込まれてあり海野さんの博識ぶりを覗かせています。概して、非常に洗練された抽象化が進んだ一連の作品はその理解にはちょっとした謎解きの伴う愉快な難しさですが、本書にはそれぞれ海野さんによる解説が付せられているので、制作年や縦横のサイズと並んで、鑑賞の手助けと手掛かりを明示してくれます。1917年のバレエ・リュスについては彼の所感もさりげなく盛り込まれていて色々と考えさせられます。私はふと、もしかしたらマティスはピカソではなく自分がこのバレエの美術にふさわしいと思ったのではないかと想像したくなる。というのは、マティスの絵を見ていると、サティの音楽がぴったりのように感じられるからだ。例えばマティスの『ジャズ』にはサティの作曲集『スポーツと気晴らし』がひとつの刺激になったと私は考えている。サティの21曲の楽譜とシャルル・マルタンのアールデコ・スタイルの挿絵が入っている。マティスはこんな本を作りたいと思い『ジャズ』を作ったのではないだろうか。(73頁より)マティスが画集の合間に自ら添え書きしている文字も端的にその審美的なイメージの源泉として大切で、例えば『ジャズ』でマティスの手書きした合間のフランス語はその作品理解に役立つものですが、煩雑で本書の主旨に符合しないために殆ど翻訳のないのが、マティスファンには物足りない本書の弱点になるかも知れません。まるでマティス作品のように、要点は何度も解説されているので、これを丁寧と取るか諄いと取るか受けとめかたが二分するだろうと思います。しかしながら、はしがきも作らない程に著者はシビアに頁を節約してギリギリまでマティスの本編に充てている、本書を個人的に賞賛したいです。総じて扱いやすいサイズの書物なので、所謂アートに関心のある読者から切り絵が趣味の方まで魅了する華やかで楽しい内容となっているのでプレゼントにもおすすめです。
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